CBSとViacomが合併で合意


CBSとViacomがとうとう合併することで合意した、と両社が8月13日に発表した。

元は同じ会社だったが2006年に分離した。両社の共通の親会社であるNational Amusementsのシャリ・レッドストーン社長は、長年両社を再統合しようとしていたが、CBSの前CEOのレス・ムーンベス氏の反対などに遭って実現できずにいた。ムーンベス氏の退任で合併話が再燃・急展開し、やっと念願が叶ったという次第だ。

合併後の新会社の名称は「ViacomCBS Inc.」、現ViacomのCEOのボブ・バキッシュ氏が新会社のCEOを務め、現CBSのCEO代行のジョー・イアニエロ氏はCBSの会長兼CEOとなる。

CBSと言えば、AT&Tとのコンテンツ交渉が難航してAT&TのTVサービスでCBS系列のチャンネルがブラックアウトになったばかり。こちらはその後何とか交渉が妥結に至り、放映が再開されたところだ。

調査会社のMoffett Nathansonによれば、この合併により両社の交渉力が一層強化されるとのことだ。すなわち、コンテンツの値上げ圧力がますます強くなる可能性がある。

映像系サービスの値上げ傾向は今後も続きそうだ。