大統領選の投票が締め切られ、刻々と開票が進む中、トランプ大統領が発したツイートに対しTwitterがまた警告ラベルを貼った。
We are up BIG, but they are trying to STEAL the Election. We will never let them do it. Votes cannot be cast after the Polls are closed!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 4, 2020
トランプ大統領の「我々は大差で勝っているが、奴らは選挙を盗もうとしている。そんなことは絶対にやらせない。投票が締め切られた後に投票したらダメだ。」というような趣旨のツイートに対し、Twitterが「このコンテンツの内容は異論があり誤解を与えている可能性がある」との趣旨の警告メッセージを付けた。
ただし、そのツイートを完全に削除したわけではなく、「View」という表示をタップすると元のツイートが表示されるようにはなっている。
さらに、このツイートを引用したツイートもすべて同様の警告ラベルが貼られた。
Twitter putting blockthroughs on Trump’s tweets on vote rigging somewhat undermined by the fact he can just air said claims uninterrupted. https://t.co/KFjfNJXHxX pic.twitter.com/6ERQ02zdOB
— Shona Ghosh (@shonaghosh) November 4, 2020
同様の「検閲」は他の場面でも起こった。たとえば、サウスカロライナ州の開票状況に関して、トランプ大統領が早々と勝利宣言のツイートをしたら、「時期尚早」との趣旨の警告メッセージが付けられた、とPoliticoが伝えている。
この州については正式な開票結果は出ていなかったが、New York TimesやThe Wall Street Journalなどの多くの大手メディアが既にトランプ勝利と判断していたにも関わらずだ。
同様にまだ正式に結果が出ていなかったフロリダ州に関しても、トランプ大統領が勝利宣言のツイートをしたところ、こちらは何も警告がなかった。その理由は、Twitterが認めた7人の判定者のうちの1人が同意したからだ、とTwitterは説明しているとのことだ。
Twitterは選挙結果の判定まですることにしたようだ。