旧Sprintの顧客もT-Mobileを訴えた


旧Sprintの顧客がT-Mobileを訴えるという出来事が進行中だ。


AT&TとVerizonの顧客がT-Mobileを訴えたという珍しい出来事が報じられたばかりだが、それに加えて旧Sprintの顧客もT-Mobileを訴えた、とPhoneArenaが伝えた。

T-MobileがSprintとの合併を完了した後に、Sprintの5Gネットワークを廃止してしまい、5Gが使えなくなってしまった、というのが訴訟の理由だ。

原告のホセ・ルイ・ガルシア・モレノさんは、2020年2月にSprintのショップで5G対応スマホ「OnePlus 7 Pro」を購入。それからたった2週間で5Gが使えなくなった。他に、Samsung Galaxy S10 5G、LG V50 ThinQ 5G、HTC 5G Hubを使っている顧客も同様の状況だ。

その上、T-Mobileの5Gが使えるようにするためには、購入済みのスマホの残債を一括返済するか、T-Mobileのバカ高いプランに加入しないといけないと言われたそうだ。

5Gが使えることを最大の謳い文句にして販売されたスマホなのに、約束に反して5Gが使えないばかりか、使えるようにするためには多額の支出を強いられるというのは大きな損害だ。

そこでモレノさんは自身の損害に加えて、同様に状況にある他の顧客の損害を補償してもらうべく、訴訟を起こしたというわけだ。

これはAT&TとVerizonの顧客の訴訟理由に比べるとずっと説得力がありそうだが、果たして結末や如何に。