AT&TとVerizonの顧客がT-Mobileを訴えるという、珍しい出来事が進行中だ。
ICYMI: T-Mobile is facing a new lawsuit for one of the weirdest possible reasons, being accused by a group of Verizon and AT&T customers of driving up the industry’s prices. https://t.co/yXaNIaW3uE
— PhoneArena (@PhoneArena) June 25, 2022
PhoneArenaによれば、AT&TとVerizonの顧客がT-Mobileとその親会社を相手取って集団訴訟を起こした。
T-MobileとSprintが合併したことで公正競争が阻害されて料金が値上がりしたからだというのが、その提訴の理由だ。
そんな主張が通るのかという疑問もあるが、同じような議論は両社の合併に対して13州とワシントンDCが共同で起こした合併反対訴訟などにおいてもなされていたので、まったく的外れな議論というわけではない。
むしろ、多くの関係者の間で既に予見・懸念されていたことが現実のものになった、あるいはなりつつある、ということになる。
そのような懸念や反対意見を退けて合併を支持した裁判所や当局の判断が正しかったのか、また両社の合併を推進したことは消費者にとって良かったのか悪かったのか。
そんなことを振り返って考えて見るいい機会ではある。
そういうわけで、この提訴を裁判所がどのように扱うのか、非常に興味深い。