近頃は「スマート何某」ばやりで、何でもスマートになりつつある。この度、スマートキーホルダーが登場した。これは人気がイマイチだ。

その名も「Smart Keychain」。そのまんまだ。クラウドソーシングのIndiegogoで7月22日から30日間の資金調達をしている。目標3万ドルのところ218ドルしか集まっていない。後21日間残っているにしても、このペースでは心許ない。
Indiegogoで支援者になると1個59ドルで入手できる。小さなディスプレイが付いていて、ポケベル端末のようだ。Bluetoothでスマホと接続して便利な使い方ができる。
これでできることは、鍵が見つからないときにスマホで探せる、USBメモリーとして使える、スマホのカレンダーと連動して予定を通知してくれる、重要なメールが来たら通知してくれて読むことができる、の4つ。
鍵が見つからないときにスマホで探せるのは便利かと思ったが、GPSは付いていないので、Bluetoothでスマホとつながっているときだけしか使えないようだ。それだとあまり面白味がない。それ以外の機能もあまりワクワクしないものばかりだ。
このような形状のものであれば、もっといろいろなことができるのではないかと期待してしまう。たとえば「たまごっち」のようなゲームが1つできるだけでも消費者の反応は違うだろう。カメラやビデオ撮影、音声録音、音楽再生など、当たり前のようなことができないのも物足りない。
スマホの画面が投影できるプロジェクターとして使えるといい。NFCを搭載して支払い機能や送金機能が使えればさらに便利だ。英単語カードとして使えれば受験生などに喜ばれる。
万能スマートキーとして、玄関のドアでも車のドアでもガレージのドアでも、自転車のロックも、ロッカーの扉も、閉ざされた心も、何でも開けられるようにすればかなりワクワクする。
いっそのことポケベルとして使えるようにしてはどうだろうか。
限りなく夢を膨らませてくれる製品だ。こんなに不人気なのが残念だ。
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