スマートなフライパンとは


USA Todayが紹介している「Pantelligent」は、スマホとつながるスマートなフライパンだ。フライパンをスマホにつなげて何ができるのか。

Pantelligentのホームページより
Pantelligentのホームページより

このフライパンにはセンサーが付いていて、食べ物の表面温度をリアルタイムで監視している。

Bruetoothでスマホとつながる。スマホには専用アプリをインストールする。アプリで食べ物の温度や火の通り具合などを知ることができる。

アプリには多彩なレシピも用意されており、料理を選んで「調理スタート」ボタンを押すと、カーナビのごとく、ステップバイステップで調理の仕方を教えてくれる。

価格は199ドル。2014年11月から2015年1月までKickstarterで資金調達をし、目標3万ドルのところ8万3,000ドル以上を集めた。

当初は2015年1月に発送予定だったが、遅れて10月からの発送になったものの、無事支援者全員に発送されたようだ。

TIME誌の「2015年ベスト発明25」にも選ばれている。

これで料理で失敗することがなくなることが期待できるが、フライパンで焼くだけの料理しかできないというのが難点だ。機能的にも少し物足りない。

フライパンで焼くだけなら、何度かやれば自力でもかなりうまくできる。せっかくスマートになったのなら、もっといろいろなことをやってほしい。

今は車の運転が自動でできる時代。料理も自動でできないはずがない。ステーキなんかはお肉を入れると、塩コショウや途中でひっくり返すのも含めて全部自動でやってくれてもいいくらいだ。

自分で作るとなかなか美味しくできないようなものを作ってくれると助かる。

例えばチャーハン。中華料理店で食べられるようなパラパラのものは自分ではなかなか作れない。ご飯や具材を入れると美味しいチャーハンを作ってくれるフライパンがあればいい。

オムライスも然り。きれいに卵で包むのは極めて難しい。こんなのは全自動調理器でできるようにするしかない。

天ぷらなどはカラッと揚げるのが難しいから、材料を入れると全自動で美味しい天ぷらを揚げてくれるような調理器があれば、すぐにでも買いたい。

天ぷらを揚げるのと同じ調理器でドーナツも全自動で作ってくれれば最高だ。