VerizonがFiosインターネットを750Mbpsに増速


VerizonがFiosインターネットの速度を最大750Mbpsに増速した。しかもこれを月150ドルで提供する。

現行のプランは最速の500Mbpsで月270ドル、300Mbpsで月170ドルというものなので、それよりも速くて安いサービスが利用できることになる。

これまでの500Mbpsを750Mbpsに増速して値下げし、それに合わせて300Mbpsの料金も値下げしたので、上位メニューの大幅値下げとなる(と言うか、今までが高すぎたので少し調整した)。

(DSLReportの情報を元に筆者作成)
(DSLReportsの情報を元に筆者作成)

Google Fiberなどの1Gbpsで月70ドルのサービスには到底及ばないが、Verizonにしてはかなり思い切った改定だ。

DSLReportsによればONT(光回線終端装置)は1Gbpsに対応するが、GPONとEthernetの制約により750Mbpsが限界とのことだ。

750Mbpsのメニューは「Instant Internet」と称し、1月14日にニューヨーク市、ニュージャージー北部、フィラデルフィア、リッチモンドで開始し、2017年第1四半期にはボストン、ノーフォークに拡張し、2017年中には全顧客に提供する予定。

競合他社と比較したVerizonの売りは下りと上りが等速であること。すなわち750Mbpsのサービスと言えば、下りも上りも750Mbpsとなる。

他社のインターネットサービスは上り速度が下り速度の10分の1から20分の1くらいになることが多い。しかも他社は下り速度しか宣伝しない、とVerizonが注意喚起している。

インターネットの下り・上り速度比較(Verizonのwebサイトより)
インターネットの下り・上り速度比較(Verizonのwebサイトより)

まだ速度も料金も満足できるレベルではないが、新年早々値上げなどの暗いニュースが多かったので、少し明るいニュースが出て来て良かった。