テレビCMに使った広告宣伝費は相変わらずAT&Tがトップという結果が出ている。
FierceWirelessがiSpot.tvと提携して発表している月間データによると、3月中に携帯キャリアがテレビCMに使った広告宣伝費では、全体で2億6,880万ドル。そのうちAT&Tは34.2%に相当する9,180万ドルで、相変わらずトップだった。
「相変わらず」というのは、ここしばらくAT&Tがトップの座をキープしているからだ。AT&Tの広告宣伝費は通信業界だけでなく、全業界を通じてもトップクラスだ。
通信業界のテレビCM宣伝費の最近の動向としては、第2位の座をT-Mobileが占めていることが特徴的だ。比率はAT&Tの半分程度だが、AT&Tを除く3社の中では一番活発だ。
それが顕著に現れたのが2月15日から3月15日までのデータ。AT&TとT-Mobileを合わせて携帯キャリア全体の93.6%を占めた。
Verizonの広告宣伝費が最近減っていることも特徴的。3月はSprintよりも少ない第4位という結果になった。
ちなみに最近のAT&TのテレビCMの中で、一番人気は「Siri」だ。
広告宣伝費やCMの人気度に比例して顧客数が増えているというようなデータはまだない。