SprintからT-Mobileに乗り換えてみる(その5)


iPhone XSのプロモーションを利用してSprintからT-Mobileに乗り換えるべく、T-MobileのwebサイトでiPhone XSを3台申し込んだら、思いの外早く配達された件の続編。

iPhone XSはオーダーしてから3日目に届いたが、同時に届くようにAmazonの当日配達で購入したケースと画面保護フィルムがその当日に届かず、結局翌日になってしまった。

ケースとフィルムが届いてから新しいiPhoneの設定を開始した。

T-Mobileから送られてきたiPhone XSは既にSIMが挿入されていて、電源を入れると設定に進むようになっていた。3台ともそれぞれ新しい電話番号が付与されていた。

今まで使っていた電話番号を移行する必要があるが、その方法についての説明がどこにもなかった。オーダー後の確認メールも見てみたが、やはりその説明はない。

T-Mobileのwebサイトで、電話番号を移行する方法のページを探し出した。カスタマーサービスに電話するよう指示があった。何かあると電話しないといけないというのが煩わしい。

T-Mobileのwebサイトより

設定が完了したばかりの1台のiPhone XSからカスタマーサービスに電話してみた。発信番号が自動的に認識されたようで、住んでいる地域のスペシャリストにつなぐというようなアナウンスがあり、すぐに担当者が出てきた。

担当者に電話番号を移行したいと伝え、旧番号と新番号を3回線分伝えた。既存のSprintのアカウントナンバーとPINも伝えないといけない。この電話一本で全部の番号の移行ができ、Sprintのサービスも自動的に解約されるらしい。

電話で話している途中で突然回線が切れた。またカスタマーサービスに電話して、最初からやり直さないといけないのかと思っていたら、向こうからかかってきた。 同じ担当者だった。

電話番号の移行を迅速に処理しすぎたため、話している途中で電話番号が無効になって切れてしまったとのことだ。

そう言えば、同じようなことが以前にもあった。あれはT-MobileからVerizonに乗り換えたときのこと。そのときは4回線から3回線に減らしたため、1回線分だけはT-Mobileに電話して解約しなければならなかった。そして話している途中で回線が切れてしまった。おそらく解約の処理を迅速にしすぎたためだろう。このときは解約だったため、その後向こうからかかってくることはなかった。

今回は電話番号の移行なので向こうからかかってきて事なきを得たが、この種の処理はあまり早くしすぎるのも考えものだ。すべての用件が済んで電話を切ってから処理してくれた方がいい。

何とか無事に3回線分の電話番号の移行が完了した。他に何かあるかと聞かれたので、家族が使っているApple Watchのキャリア変更の方法を聞いてみた。

その処理も同じ電話でやってくれるそうだが、そのためにはApple Watchに付与されている32桁の番号が必要だと言う。Apple Watchの箱の裏に書いてあるはずだと言う。

何とか箱を探し出し、裏に小さな数字で記載されていた32桁のEIDを伝えた。これもかなり迅速に処理をしてくれた。もう大丈夫のはずなので、新しいiPhoneとペアリングしてみてくれと言われたが、ペアリングすべきiPhoneはまだ設定が完了していなかった。

設定が完了したらやってみて、もし何か問題があればまたカスタマーサービスに電話することにして、一旦電話を切った。

後で設定が完了してからやってみたら、問題なくペアリングができた。

今回のT-Mobileのカスタマーサービスとの電話は、途中で回線が切れてしまったのを除けば、実にスムーズで処理も迅速で正確だった。さすが、「アンキャリア」施策の一環でカスタマーサービスを改善しただけのことはある、と感心した。