バイクシェアが消えた


バーリンゲームの街からバイクシェアの自転車が消えた。

緑と黄色の自転車で街に彩りを添えていたバイクシェアリングのLimeが2月でサービスを終了してしまった。

San Francisco Chronicleが、「Limeは『Bike』をサービス名から外しただけでなく、品揃えからも外してしまった」と報じた。(2018年5月にサービス名を「LimeBike」から「Lime」に変更した。)

バーリンゲームでのバイクシェアは2018年1月にサービスを開始したので、約1年でのサービス終了となった。

ピーク時にはベイエリアだけで1,000台の自転車を運用していた。街中いたる所でLimeの自転車を見かけるほどだった。それに見合う利用がなかったようだ。

バーリンゲームだけでなく、他の都市も同じような状況で、今後は電動スクーターに集中し、電動スクーターの運用を認めない都市では完全に撤退する。

それにしても、スタートアップらしい大胆・迅速な決断だ。「無責任」と言えなくもない。生活の足として利用していた人もいただろうし、これから利用しようとしていた人もいただろう。

ちなみに筆者も、今までリースで使っていた自動車を返却して、これからはライドシェアやバイクシェアなどを活用したシェアリング生活に入ろうとしていた矢先だった。

歩いて行くにはやや遠いが、車で行くほどではないというときのちょうどいい交通手段だった。生活の足として自転車のオプションがなくなってしまったのは痛手だ。

それに加えて、街並みが殺風景になってしまったのもやや寂しい。