AT&Tの高速インターネットのCM


お父さんがLANケーブルを一生懸命探しているがどこにもない。妻と娘が「ワイヤレスアクセスになったから、コードは見えなくなったのよ」と教えるが、お父さんはなかなか理解できない。頼むからコードはどこにあるのか教えてくれと懇願する。

このCMを初めて見たのは2010年5月頃。それからずっと今でもやっているのだから、もう2年程度かそれ以上続いていることになる。随分息の長いCMだ。月額料金は当初19.95ドルだったのが、今は14.95ドルに値下がりしている。

しかしこのお父さんはものわかりが悪い。無線LANになったと言っているのにコードはどこにあるのかとしつこく尋ねる。最後には少し理解したように見えたが、それでも「自分のコードがほしい」などとわけのわからないことを言う。やっぱりわかっていない。

ところが何度もこのCMを見ているうちに、見方が変わって来た。そもそもこのお父さんは無線LANが何たるかを知らない。それに加えて、妻が無断で契約を変更してしまったようで、お父さんはサービスが変更になったことを知らない。

そのお父さんに対して、妻と娘はワイヤレスアクセスになったとか、コードが見えなくなったとか言うだけで、肝心の無線LANの設定方法やパスワードなどは何も教えていない。

もしかしたらお父さんのパソコンには無線LANの機能が付いていないかもしれないし、付いていてもスイッチがオフになっているかもしれない。

妻と娘はAT&Tとの契約がどうのとか、無線LANだからコードはいらないのよなどと説明している場合ではなく、早くお父さんのパソコンで無線LANが使えるように確認なり設定なりをしてあげるべきだったのだ。

これは妻と娘の対応の方が悪い。お父さんは哀れな存在だ。

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