T-Mobileが「アンキャリア」の第11弾を発表した。噂どおり景品作戦だ。
T-Mobileは6月6日、アンキャリア施策の第11弾となる「Un-carrier 11」を発表した。キーワードは「GetThanked」。顧客への感謝を込めて、さまざまなプレゼントをする。
中でも特筆すべきは「Stock Up」。顧客にT-Mobileの株式を進呈するもの。すなわち顧客を株主にしてしまおうというわけだ。
事前の噂では1回線につき4分の1株ということだったが、蓋を開けてみたら、主契約者1人につき1株だった。さらに顧客を紹介すると年間最大100株までもらえる。
T-Mobileの株価は現在43ドル位だから、顧客紹介で年間最大4,300ドル相当の謝礼がもらえることになる。
また「T-Mobile Tuesdays」というアプリも6月7日の火曜日にリリースする。このアプリから毎週火曜日にさまざまなプレゼントを受け取るための申し込みができる。株式の申し込みもこのアプリから行う。
顧客を株主にするというのは斬新な発想だ。顧客のT-Mobileに対する要求は厳しくなるかもしれないが、多少サービスに不満があっても簡単には解約しなくなるのではないか。