AT&Tがワイヤレスサービスの料金プランを大幅刷新。Verizonに倣ってデータを増量し料金を改定した上、超過料金を廃止した新料金プランを発表した。
新プランの名称は「Mobile Share Advantage」プラン。8月21日から実施する。
データの超過料金をなくしたのが大きな特徴。上限を超えると速度が128kbpsになる。
Verizonの場合は8GB以下のプランでデータの超過料金がかからないようにするには、月5ドルの追加料金を支払わなければならないが、AT&Tにはそのような追加料金はない。
新たな月額プラン料金の最低プランは1GBで月30ドル。これまでは300MBで月20ドルが最低だった。
最低プランをデータ単価で比較すれば、これまでは1GBあたり67ドルだったのが、新プランでは30ドルになるので、大幅に値下げされたことになる。
ただし、これまでは月30ドル支払えば2GB使えたので、この観点からは使えるデータ量が半減、すなわち2倍の値上げということになる。
またたとえば、25GBのプランはこれまで月175ドルだったのが110ドルへ、30GBのプランはこれまで月225ドルだったのが135ドルへと、データ量が大きめのプランは大幅に値下げされたように見える。
ただし、このほかに端末毎にかかるアクセス料金が、スマホの場合、これまでは5GB以下のプランで1台毎に月25ドル、15GB以上のプランでは1台毎に月15ドルだったのが、新プランでは一律に1台毎に月20ドルとなった。
すなわち15GB以上のプランではアクセス料金が1台あたり5ドル値上げされるので注意が必要だ。
新プランで高くなるのか安くなるのか、一概には言えない料金改定だ。