GoogleのPixelはAmazonのFire Phoneよりはマシだ

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Googleが10月4日のイベントで発表した独自開発・製造のスマホ「Pixel」は、失敗作だがAmazonのFire Phoneよりはマシだとの見方がある。

Googleブログより
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Seeking Alphaに掲載された記事によると、Pixelはいろいろな理由で失敗作と言わざるを得ないが、AmazonのFire Phoneよりはマシで、方向性は悪くはなく、次期モデル以降でGoogleの収入増に貢献できる可能性はあるとしている。

失敗作である理由とは、大要以下のようなものだ。

  • デザインは新奇性がない。
  • チップ(SoC)はQualcommの「Snapdragon 821」を搭載してはいるが、クロック周波数を下げて「820」並みにしている。これではiPhone 7やGalaxy S7よりも劣る。
  • カメラは評価サイト「DxOMark」のモバイルスコアが89点でトップ(Galaxy S7  Edgeが88点、iPhone 7は86点)に立ったと誇っているが、OIS(光学式手ぶれ補正)がないので、iPhone 7やGalaxy S7よりもきれいに撮れない可能性が高い。
  • SDカードスロットがない。GalaxyはS6でSDカードが使えなかったのが失敗だったとして、S7で実現した。PixelはS6の失敗を繰り返している。
  • iPhone 7やGalaxy S7のような耐水性能がない。GalaxyはS6で耐水性能がなかったのが失敗だったとして、S7で実現した。PixelはまたもやS6の失敗を繰り返している。
  • 米国ではVerizonの独占販売。これでは市場の3分の1しかカバーできず、売れ行きは期待できない。
  • 価格がiPhone 7やGalaxy S7と同じレベル。機能的・性能的に劣るのに同じ価格では勝ち目はない。

それでもAmazonのFire Phoneよりはマシな理由としては、Fire Phoneはタダでも売れなかったが、Pixelは価格を下げれば売れる可能性があるから。

そういうわけで、Pixelの初代モデルとしては失敗が予想されるが、価格を下げることで他のAndroidスマホ(例えばHTC、Sony、LGなど)にある程度対抗できるかもしれない。

さらにこの失敗に学び、次期モデルを改良し、ソフトウエアやAIなどで強みを発揮できれば、2-3年でGoogleの収入増に貢献できる可能性はあるとしている。

Googleがこのスマホを「Google Phone」と呼ばないのは失敗を考えてのこと、という憶測もうなずける。