AT&TがT-Mobileの「Binge On」を拝借


AT&TがT-Mobileの「Binge On」を見習って「Stream Saver」を導入する。

AT&Tの「Stream Saver」のホームページより
AT&Tの「Stream Saver」のホームページより

内容はT-Mobileと同様、ビデオのトラフィックを検知してスタンダード品質(480p)に落とすというもの。自動的に適用するので、顧客側では特に手続き等は必要ない。利用に伴う追加料金等もない。

ビデオの品質を落としたくない顧客は、アカウントの設定でいつでもオフにできるのもT-Mobileと同じ。

2017年初めに開始し、データ付きの「最も人気の高い」プランに適用するとしている。プリペイドのGoPhoneにも適用する。

FAQによれば「最も人気の高いプラン」とは、Mobile Share Advantage、AT&T Unlimited Plan、Mobile Share Value、Mobile Share、AT&T 1GB Tablet Plan、AT&T 1GB Car Plan、Unlimited Data plan、その他の特定プランということだ。

ほぼ全部のプランのような気もするが、特定のコネクテッドカー向けのプランは適用されないようだ。

無制限プランにまで適用する必要はないだろうとも思えるが、AT&Tからすれば、データトラフィックを抑えてネットワークの混雑を緩和する効果が期待できるので、適用しない手はない。

データ上限付きプランのユーザにとっては、ビデオを視聴するためのデータ使用量が少なくて済むので、その分ビデオが長時間視聴できたり、データを他のことに使えたり、といったメリットがある。

やはりT-Mobileの「Binge On」はグッドアイデアだったようだ。