VerizonとSprintが小さな料金競争を繰り広げている。
事の発端はVerizonが5GBで月55ドルの新プランのプロモーションを開始したこと。キャッチフレーズは、「なぜ使わないデータにお金を払う?」。データ使用量は3人に2人が月5GB以下。この5GBプランこそ、人々が待ち焦がれてきたプランだとVerizonは豪語する。

この新プランの料金構成は、プラン料金が5GBで月40ドル、ラインアクセス料が1回線につき月20ドルで合計月60ドル。料金の支払いを自動引落しにする「Auto Pay」を選択することで5ドル割り引きされて月55ドルとなる。
現行の「Verizon Plan」ではプラン料金とラインアクセス料を合わせて2GBで月55ドル、4GBで月70ドルもするので、2GBや4GBを選ぶくらいなら5GBの新プランを選んだ方がましだ。
1月24日から提供するが期間限定と言いながら、いつまでとは明記していない。
これに対抗してSprintが、オール無制限で通常月60ドルのプランを期間限定で月50ドルに値下げした。

Sprintのキャッチフレーズは「なぜデータ制限を受け入れる?」。Sprintにすればオール無制限でVerizonより5ドルも安いと豪語する。
Verizonの新プランについてSprintは、こんなプランを人々が待ち焦がれていたなんて、Verizonは別世界に住んでいるのではないか、と批判している。
Sprintのプロモーションは1月27日から30日までの4日間限定。この期間に申し込めば、割引料金は2018年3月31日まで適用される。
Verizonの新プランも確かにあまりインパクトはないが、Sprintのプロモーションも4日間だけとはあまり気前が良くない。
気がついた時には既に終わっていそうなプロモーションだ。