ストリーミング型のTVサービスとして、今までDirecTV NowとSling TVの両方を使っていたが、二つもいらないのでSling TVを解約することにした。
今まで行きがかり上、二つのサービスを併用していたが、よく観るチャンネルはニュース専門のCNNだけで、これはどちらのサービスでも視聴可能なので、どちらか一つあればいい。
AT&TのDirecTV Nowは100チャンネルで月35ドル。Dish NetworkのSling TVは30チャンネルで月20ドル。
どちらを解約するかといえば、当然高い方のDirecTV Nowを解約すると思うだろう。
ところが、Sling TVはこの料金のまま、いつでも解約して再加入ができるのに対し、DirecTV Nowはそうもいかない。
DrecTV Nowの100チャンネルのプランは本来は月65ドルもするが、サービス開始のプロモーションで月35ドルに割引されている。
継続する分にはこの割引料金が引き続き適用されるが、一旦手放してしまうと、もう二度とこの料金では利用できないと言われている(またキャンペーンはあるかもしれないが)。
その上、DirecTV Nowでは本来月5ドルの追加料金がかかるHBOが1年間無料で観られることになった。
普段はじっくり映画など観る時間がないのでHBOはあまり利用価値がないのではないかとも思うが、観たいときもあるかもしれない。
結局AT&Tのマーケティング戦略に乗せられているような気もするが、とりあえずそういうわけで、Sling TVの方を解約することにした。
Sling TVのwebサイトでログインし、アカウント設定画面で「加入をキャンセルする」というリンクをクリックすると、「DVR」のマークとともに、「まだキャンセルしてはいけない」とのメッセージが出て、ちょっと驚かされる。
最大50時間分の録画ができる「クラウドDVR」という機能がたったの月5ドルで利用できるので、加入を継続しなさいと引き留められる。
それを振り切って「加入をキャンセルする」というボタンを押すと、「そうかい。そんなにキャンセルしたいのかい?」と言われ、キャンセルする理由を選ぶよう促される。
「観たいコンテンツが他の手段で観られるから」を選ぶと、「他の手段」とは何なのか、当てはまるものをすべて選ぶよう促される。
「インターネット上のストリーミングサービス」を選ぶ。
再びSling TVに戻ってくる可能性を選ぶよう促されたので、「多少あり」を選び、「続ける」をクリックする。
やっと「キャンセルしてよい」とのお許しが出た。パスワードを入力して「加入をキャンセルする」をクリック。
「とりあえず、さようなら」、「またすぐに会えること望む」と、カジュアルな別れのメッセージが表示された。
料金を支払った期間がまだ残っている状態で解約すると、日割りして返金されるようなことはないが、期間満了までは使い続けることができるので、やや良心的だ。
また、戻ってくる可能性が多少あることにしておいたためか、解約してもアカウントは維持されるようだ。
今までログインに使用していたメールアドレスとパスワードでいつでもログインして、加入を再開できる。
解約しても何か装置を返却したりする必要もない。解約も再加入も割と簡単にできるところが、この種のサービスのいいところだ。