Virgin MobileはiPhoneしか売らない


Virgin Mobile USAはiPhoneしか売らないことにした。しかも無制限プランが1年で1ドルという驚きのプロモーションも開始した。

Virgin Mobile USAは6月21日、サンフランシスコで開催されたイベントで、Androidスマホはもう売らない、iPhone専用のプリペイド事業者となる、と宣言した。これは大きな決断だ。

これを祝って、Virgin MobileでiPhoneを購入すると、月50ドルのオール無制限プランの1年分を1ドルで提供すると発表した。

Virgin Mobileのホームページより
Virgin Mobileのホームページより

その上、Virginグループならではの特典も多数用意した。

  • 特典その1 Virgin Atlantic航空で英国往復チケットを1人分購入すると、2人目が無料になる。
  • 特典その2 Virgin Hotelsで2泊宿泊すると3泊目が無料になる。
  • 特典その3 ワインクラブ「Virgin Wines」の料金が割引される。ワイン15本で通常230ドルのところ、59.99ドル利用できる。
  • その他の特典 Virgin AtlanticとAlaska Airlinesの航空券が最大20%割引、10月13-15日にサンフランシスコで開催されるVirgin Sportイベントの登録料が20%割引。

この全部の特典が利用できるサービスを「インナーサークル」と名付けた。特権階級の閉鎖的な集団というイメージ満載だが、プリペイド、各種割引など、低価格志向であることから、富裕層をターゲットにしているわけでもなさそうだ。

親会社のSprintは乗り換え顧客に対し、オール無制限プランを1年間無料で提供すると発表して驚かせたが、それに匹敵する驚きのプロモーションだ。

親会社のサービスと合わせて、インナーサークルへの入会も検討することにしたい。