SprintがVerizonのショップの隣に「価格2倍」のお店をオープンした。

場所はニューヨーク・クイーンズ。隣のVerizonショップと見間違えるほどそっくりな外観で、7月21日の1日だけオープンした。
店名が「twice the price(価格2倍)」というだけあって、食料品、日用品、パーティ用品、化粧用品など、何でも通常価格の2倍だ。
昔、お相撲さんが「2倍、2倍」というコマーシャルをしていたが、「価格が2倍」という宣伝は新しい。
なぜこんなお店をオープンしたのかというと、Verizonは何でも2倍で販売しているので、それで売れるならウチもやってみようということになったそうだ。
Verizonの真似をしたのではなく、「インスパイア」されたものだとしている。
何でも2倍で買うとどうなるか、是非消費者に体験してもらおうという趣旨だ。実際にものを売っているわけではないし、実際に売ったとしても買う人はいないだろう。これでVerizonから顧客を奪おうという狙いだ。
奇抜な試みではあるが、効果のほどは疑問だ。こんなこと、わざわざお金をかけてやるほどのことか。
他社の足を引っぱるのではなく、自社のネットワークやサービスを改善するなり、魅力あるプロモーションを実施するなりして、競争してもらいたいものだ。
Verizonから乗り換えると無制限プランが1年間無料という史上最強のプロモーションはなかなか魅力的だった。
こういうプロモーションを是非またやってもらいたい。