ケーブルテレビでプラトーンを再現することに


DirecTVのCMに映画「プラトーン」の主演チャーリー・シーンが登場する。ケーブルテレビを契約すると、チャーリー・シーンと一緒にプラトーンを再現することになるそうだ。そのココロは、

①ケーブルテレビを契約すると、録画したい番組を全部は録画できないので、気持ちがハッピーでなくなる。

②気持ちがハッピーでなくなると、ハッピーアワーに行く。

③ハッピーアワーに行くと、何でもやる気が出てくる。

④何でもやる気が出てくると、トルコ風呂に行く。

⑤トルコ風呂に行くと、チャーリー・シーンに出会う。

⑥チャーリー・シーンに出会うと、プラトーンを再現する。

⑨プラトーンを再現しないように、ケーブルテレビをやめてDirecTVにアップグレードしよう。

このCMは今までのに比べて、ケーブルテレビを牽制する効果は少ないように思われる。チャーリー・シーンと一緒に映画を再現できるのなら、ケーブルテレビを契約しようという人がいるかもしれないからだ。

DirecTVのこのシリーズのCMはどれも論理的飛躍がすご過ぎて面白い。今回はトルコ風呂に行くという飛躍もすごいが、チャーリー・シーンが出てくるという唐突さはひと際すごい。

チャーリー・シーンは以前、テレビの「Two and a Half Men」というコメディドラマに出ていたのをよく見ていた。最近見かけなくなったと思ったら、家庭内暴力事件で逮捕されて番組を降板してしまったそうだ。そのほとぼりが冷めてめでたく復帰した。6月28日からは主演ドラマ「Anger Management」も始まると宣伝されている。大統領役で主演する「Machele Kills」という映画も現在撮影中だ。

チャーリー・シーンは、また、「9.11」に関しては米政府の自作自演として抗議していたことでも知られる。この抗議活動と逮捕が関係あるのかないのかについては確かめるすべはないが、もしかしたらDirecTV流の論理でつながっているのかもしれない。

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