T-Mobileが新しいTVストリーミングサービスを開始する。
T-Mobileは2018年1月に買収したLayer3 TVのサービスを作り直した「TVision Home」を2019年4月にスタートしたが、目新しさはなく、料金的にも他のTVストリーミングサービスに比べて魅力が乏しく、TV業界の「アンキャリア」としては物足りないものだった。
今回の新サービスはそれと名称は共有しているものの中身は大幅に刷新されているようなので、やや期待が持てる。サービス開始は11月1日、提供地域は全国。当初はT-Mobileのワイヤレスサービスのポストペイド顧客が対象。Sprintの顧客やプリペイド顧客にも順次拡大する。
新しいTVサービス「TVision」は「LIVE」、「VIBE」、「CHANNELS」で構成される。

「TVision LIVE」はライブTVが視聴できるサービスで、チャンネル数により以下の3つのプランがある。
- 「TVision Live TV」は30チャンネル以上で月40ドル。
- 「TVision Live TV+」は40チャンネル以上で月50ドル。
- 「TVision Live Zone」は50チャンネル以上で月60ドル。
「TVision VIBE」は月10ドルでコメディー、ドラマ、音楽など30チャンネル以上がオンデマンドで視聴できる。
「TVision CHANNELS」はプレミアムチャンネル(今のところはSTARZ、SHOWTIME、EPIX)がアラカルトで選べる。追加料金はサービスにより月5.99ドルから。
さらに、大画面テレビでの視聴用に、ストリーミング機器「TVision HUB」を用意している。これはリモコン付きで50ドル。
今までT-Mobileのワイヤレスサービスの特典になっていたQuibiがサービス終了になるので、その替わりにこのTVisionを特典にして無料で視聴できるようにもらいたいものだ。