T-Mobileが「最大」をあきらめた


T-Mobile USAが「アメリカ最大の4Gネットワーク(America’s Largest 4G Network)」というキャッチフレーズを使うのをあきらめた。AT&Tも「全米最大の4Gネットワーク(The nation’s largest 4G network.)」と謳っており、どっちが本物なんだと常に物議をかもしていた。最近はAT&Tのカバー人口が2億5000万人なのに対し、T-Mobileは2億1500万人なのだから、T-Mobileが「最大」だというのはおかしいとの批判さえ出ていた。

これを認めて、もう「最大」と宣伝するのはやめることにしたというわけだ。これからは性能や信頼性を宣伝するようだ。FierceWirelessによると、T-Mobileの言い分は、「POPの数なんか常に変わっているのだから言い争っても意味がない」というもの。負け惜しみに聞こえるが、確かに、そんなことで競うより、速さや信頼性や魅力的な端末・料金やサービスの良さなどで競ってもらいたいものだ。

T-Mobileのホームページからは既に「最大」がなくなっており、速さを売り物にするように変わっている。

T-Mobileのホームページより

「T-Mobileの超速い4Gネットワーク」と謳っている。また、AT&Tの全国4Gネットワークより速い、Sprintの4Gネットワークより速いと豪語する。

AT&TのHSPA+やSprintのWiMAXよりは速いのかもしれないが、LTEには敵わない。速さで競うのならLTEを早期に導入するか、LTEより速いネットワークを作ってからにしてほしい。

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