SFの電動スクーターは4社に許可


サンフランシスコの電動スクーターシェアリングは4社が許可された。

サンフランシスコでは、これまで2社(Scoot、Skip)が1年間の実験サービスの許可を受けて電動スクーターシェアリングを試行的に運用してきた。

その許可期間がまもなく終了することから、サンフランシスコ交通局(SFMTA)は本格的なサービス提供を前提とした事業者選定を実施し、9月25日、4社に許可を与えることにしたと発表した。

本格サービスと言っても、許可の期間は10月15日からの1年間。当初1社につき1,000台の運用が認められる。実施状況を見ながら、1社につき最大2,500台まで増やすことが認められる可能性がある。

本格サービスの事業者選定に当たっては11社が申請していたが、厳正な審査の結果、JUMP、Lime、Scoot、Spinが選ばれた。

選考方法は、サンプルのスクーターを精査するとともに、申請内容を8項目にわたって評価し、それぞれの項目を点数化し加重平均して総合得点を出して、上位4社を選ぶというもの。

SFMTAはその選考結果を公表している。

SFMTAの発表文書より

ライドシェアリング大手ではUberがJUMPを通じて参入することになる。Lyftはそれほど悪くない成績だったが5位となり惜しくも落選した。

今まで1年間の実験サービスが認められていたSkipが落選したが、特にデバイス基準・安全性に問題があったようだ。

このような状況がわかるのも、選考基準が明確化され、結果が詳細に公表されているからだ。

透明性の確保が大切だ。