AT&Tが無制限プランを刷新


AT&Tがワイヤレスの無制限プランを3種類に刷新する。

AT&Tは10月30日、ワイヤレスの無制限プランを刷新して、「AT&T Unlimited Starter」「AT&T Unlimited Extra」「AT&T Unlimited Elite」の3種類にすると発表した。

「Starter」プランは米国内とカナダ・メキシコ内で音声、テキスト、データが無制限に使えて、4回線で月140ドル(1回線あたり35ドル)。

最安プランはこれまで1回線あたり40ドルだったのを5ドル引き下げて、Verizonの無制限の最安プランと同額にした。

「Extra」プランは「Starter」プランの内容に加えて、モバイルホットスポットが1回線につき15GB使えて、4回線で月160ドル(1回線あたり40ドル)。

「Elite」プランは「未来のワイヤレスプラン」と謳っており、モバイルホットスポットが1回線につき30GBに増えて、HDストリーミングとHBOが込みで、4回線で月200ドル(1回線あたり50ドル)。

最上位プランはこれまで1回線あたり48ドルだったが、モバイルホットスポットは15GBだったので、これを増やす代わりに少し値上げした形だ。ちなみにVerizonの最上位プランは4回線の場合で1回線あたり55ドル。

AT&Tは新プランを「信じられないほどお得なベスト無制限プラン」と謳っている。まずは11月3日に「Starter」と「Extra」を導入する。「Elite」は「近日中」としている。

新プランの導入を記念して、下取りキャンペーンも実施する。他社から乗り換えて番号を移行し、既存の端末を下取りに出して新しい端末を分割払いで購入すると、最大700ドルが返金される。

AT&Tの第3四半期決算では、ポストペイドのスマホ顧客が10.1万件の純増となったものの、ポストペイド全体では21.7万件の純減と心細い。

これまでの「安さを求めて去る顧客は追わず」という姿勢に、そろそろ変化の兆しか。