Verizonが上半期のネットワーク評価で首位


RootMetricsが実施した2020年上半期のモバイル大手4社のネットワーク評価で、Verizonが総合で1位となった。

2020年上半期のネットワーク評価結果(RootMetricsより。以下同じ)

ネットワークの総合評価は信頼性、アベイラビリティ、速度、データ、通話、テキストの各項目について全米各地でテストした結果を総合したもの。ネットワークは5Gや4G LTEなど、すべての方式が対象となる。

その結果、速度ではAT&Tが1位だったが、Verizonがそれ以外のほぼすべての項目で1位となって総合優勝を飾った。AT&Tは速度以外のほぼすべての項目で2位となり、総合評価も2位。

速度の評価結果

テキストでSprintが首位グループに食い込んだのが快挙ではあるが、それ以外のすべての項目でSprintは3位、T-Mobileは最下位という結果となった。

上半期のT-MobileはSprintのネットワークを統合する作業で忙しく、品質にまで手が回らなかったのではないか。ネットワークの統合作業は下半期には落ち着くと思われる。

なお、T-Mobileの名誉のために付け加えると、大都市圏の5GのアベイラビリティではT-Mobileが最高値を出したとの評価を得ている。

大都市圏の5Gのアベイラビリティ評価結果

とりあえず、下半期の結果を楽しみに待ちたい。