T-MobileのiPhone 12プロモーション


T-MobileがiPhone 12のプロモーションを発表した。

iPhone 12のラインアップ(Appleのホームページより)

T-Mobileは10月14日、iPhone 12の販売に関するプロモーションを発表した。前日の13日にAppleがiPhone 12を発表し、AT&TとVerizonもiPhone 12のプロモーションを同日に発表していたが、T-Mobileは1日遅れの発表となった。

T-Mobileのオファーの内容は以下のようなもの。

  1. iPhone 12 Proの2台分の分割払いの月々の支払いと無制限プラン料金を含めて月100ドル。
    条件:iPhone 12 Proを2台分割払いで購入し、「Essential」プランで2回線を新設し、既存端末2台を下取りに出す。
  2. iPhone 12シリーズがどれでも最大850ドル引き。
    条件:1回線を追加し、既存端末1台を下取りに出す。
  3. iPhone 12 Proが半額、またはiPhone 12シリーズがどれでも最大500ドル引き。
    条件:既存端末を下取りに出す。
  4. iPhoneのどの機種でも新品購入で200ドル返金。
    条件:T-MobileまたはSprintを5年以上使っている顧客が対象。所定のプランで利用中の既存iPhoneを下取りに出す。3のオファーと併用できる。

割引は30回にわたる料金請求の中で行うので、途中で解約すると最大で端末の定価相当額の解約料が発生する可能性がある。

いずれのオファーも既存端末を下取りに出すことが共通の条件になっている。下取りに出す端末の種類や状態によっては割引額が減額または不適用となる場合がある。

1のオファーの場合、通常は「Essential」プランは2回線で月90ドルとなるので、月10ドルの追加負担でiPhone 12 Proが2台購入できることになる。30か月では300ドル。iPhone 12 Proの定価は1台999ドル、2台で1,998ドル。全部で1,698ドルの節約になる。かなりお得感はあるが、2回線を新設しないといけないところがネックになる顧客もいるかもしれない。

2のオファーの場合、最大の割引ではiPhone 12が完全無料になる。ただし、これも1回線追加しないといけないという条件が付いている。回線を追加しなくてもよいのは3のオファーとなるが、これでは割引額が500ドル、4のオファーと併用できたとしても700ドルの割引にしかならないので、iPhone 12が完全無料になるわけではない。

やはり既存端末の下取りでiPhone 12が完全無料になるプロモーションを実施しているAT&Tは、既存顧客に対して回線の追加を要求していないので、この点ではAT&Tのオファーの方が魅力的だ。

なお、Appleのホームページ上でのiPhone 12シリーズの本体価格は相変わらずT-Mobile/SprintがAT&T/Verizonより30ドル高い