5年程前に購入したスマホがそろそろ買い替えどきになったので、新しいスマホに買い替えることにした。
新たに購入するスマホはT-Mobileの回線用にはハイエンドのiPhone 14 Pro、Boostの回線用にはミッドレンジのiPhone SEとすることで方針が固まった。
iPhone 14 Proに関する各社のプロモーションの内容はだいたい頭に入っている。iPhone SEについてはAppleから直接購入するつもりなので、各社のプロモーションをチェックするまでもない。いよいよスマホを購入することとする。
まずはiPhone SEのアンロック版を購入する。Appleのオンライン販売サイトに行ってみた。一番安い64GBモデルの定価が429ドル。チャンドラー市の売上税（消費税）として33.46ドル（定価の7.8%）が上乗せされるので、合計額は462.46ドルとなる。
折良くAppleでは下取プロモーションを実施していた。iPhone 8の下取価格を調べると70ドルと出た。Gazelleの買取価格（68ドル）よりもわずかだが高い。
さらに下取りに出そうと思えば出せるスマホとして、故障したiPhone XSがあるが、これはAppleでは下取りの対象にはならない。これをGazelleで売ることにすると、さらに26ドルの節約効果となる。
両端末の下取価格は状態が最良の場合であって、端末送付後に状態をチェックして、何か問題があれば減額される可能性はあるが、仮に満額が支払われたとして、この分を合計額から差し引くと、実質的な購入価格は366.46ドル。
さらに安く買える方法ないものかと思案したところ、Apple Card（Appleが発行するクレジットカード）で購入すると3%のキャッシュバックがあることがわかった。これは税込の本体購入価格に適用されるので、11.77ドルの節約効果となる。
これにより実質的な購入価格は354.69ドル、節約額の合計は107.77ドル。他に安くなる方法は見当たらず、これが安値の限界だろうと判断した。Appleのサイトから購入の手続きをした。注文が完了した翌日、新品のiPhone SEが届いた。
（以下は余談）
iPhone SEの受け取りの際にちょっとしたハプニングがあった。配達日のお昼頃、Appleのサイトで配達状況を確認したら、「配達済み」になっていた。喜び勇んで玄関のドアを開けたが、何もない。
「配達済み」の詳細を確認すると、たしかに「玄関ドアの前に置き配した」とある。再度玄関ドアの前を確認したが、何もない。
間違って隣近所に配達されたか。念のため、同じアパート建物内の全居住者の玄関ドアの前をチェックしてみたが、やはり何もない。念のため、アパートの管理事務所に荷物が届いていないか聞いてみたが、何も来ていないと。
誰かに持って行かれたか。そもそも、こんな大事なものを置き配するとは、配達業者の気が知れない。もっとも、配達業者は中身を知らない可能性はある。Appleがきちんと受け取りのサインが必要なものとして発送してくれないと困る。
アメリカでは配達物が届かないことはよくあり、これまでにも何度かあったが、まさか大事なiPhoneの受け取りでこれが起こるとは、残念！
しかも腹立たしいことに、商品をまだ受け取っていないにもかかわらず、Appleからは、今回の注文はどうでしたかとのアンケートのメールが届いた。それも、まだ受け取っていないことを知っているかのようだ。
一件落着したらアンケートに答えて最低の評価をしてやろうと思った。
いよいよAppleに連絡して、届いていないと苦情を言って再送依頼をするしかないか、と思いながら、念のため、もう一度「配達済み」の詳細を確認してみた。
その詳細にはさらに詳細があり、配達した証拠の写真が確認できるようになっていた。アパートの玄関ドアの前に小さい箱が置いてある写真が表示された。ただ、うちの玄関とは少し違う。部屋番号の札を見ると、うちの番号ではない。数字が1つ違う。同じアパートではあるが、別の建物の部屋番号だった。
急いでその部屋番号に行ってみた。箱はまだ玄関ドアの前にあった。宛名を確認すると、たしかに自分宛のものだった。午後4時を回っていた。4時間以上放置されていたことになる。その部屋の住人は不在か、まだ出入りしていなかったようで助かった。
そんなわけで、あまりスムーズではなかったが何とかiPhone SEを受け取ることができた。発送自体は迅速だったのでAppleのアンケートでは最低評価にはしなかったが、コメント欄に長々と受け取りの際の苦労を書き連ねておいた。
アリゾナでスマホを買い替える（その9）に続く
