買ってはいけないスマホ

ショッピングの季節になった。いろいろとお勧め商品の情報が飛び交っている。「買ってはいけないスマホ」の情報は今まであまり目にしたことがなかった。

The Vergeがキャリアごとに「一番いいスマホ」、「値段の割にはいいスマホ」、「買ってはいけないスマホ」をそれぞれ選定した。

「一番いいスマホ」はT-Mobileを除いて全キャリアがiPhone 5だった。これは特に驚くには値しない。ちなみにT-MobileはiPhoneを販売していないので、LG Nexus 4が一番に選ばれた。

気になるのは「買ってはいけないスマホ」だ。それに選ばれた不名誉なスマホを以下に紹介する。

● Verizon – HTC Trophy

Verizon初のWindows Phone。価格が179.99ドルと高く、Windows Phone 8にアップグレードもできないので、こんなスマホは絶対買ってはいけない。

● AT&T – SONY Xperia TL

これは特にひどいスマホという訳ではないが、99.99ドルを出すくらいならもっといいスマホがある。

● Sprint – Motorola ADMIRAL

いくら縦長タイプのキーボード付のスマホが欲しいからといっても、これは問題外だ。忘れ去られた遺物という感じ。OSはAndroid 2.3。LTEもWiMAXも使えない。シングルコアプロセッサ。価格がいくらであろうとも買ってはいけない。

● T-Mobile – Nokia Lumia 710

本体は無料だが全然良くない。1年前に出たばかりのときでもそうだった。ハイエンドのLumiaシリーズと比べると安っぽちくてプラスチックっぽい。OSはWindows Phone 7.5で、Windows Phone 8にアップグレードできない。

という評価だが、このうち、AT&Tの「買ってはいけないスマホ」がSONY Xperia XLというのは、ちょっと異論がある。同じ99.99ドルのSamsung Galaxy Express、Samsung Galaxy Rugby Pro、Motorola ATRIX HDなどと比べると、カメラやディスプレイなど優れている点が多々あるように思う。特にカメラが13メガピクセルで16倍デジタルズームというのは比類ない性能だ。何といってもジェームズ・ボンドが使っている。

それから、Sprintの「買ってはいけないスマホ」で、異論ではないが追加するとすれば、Motorola ES400Sというのがある。これは大した性能ではないのに価格が2年契約で549.99ドルと超高い。iPhone 5より高い。いくら戦車なみに頑丈だとしてもこんな値段をつけてはいけない。こんな値段のついたスマホは買ってはいけない。