アーミーナイフのようなSprintのLivePro


Sprintが7月11日に販売を開始した「LivePro」は、プロジェクターや充電器など、さまざまな機能を兼ね備えたWi-Fiホットスポット。まるでアーミーナイフのようだ。

SprintのWebサイトより
SprintのWebサイトより

縦横約12センチ四方、高さが3センチ弱の黒い四角い箱。一見パーソナルWi-Fiホットスポットのようでもあり、小型プロジェクターのようでもあり、テレビのストリーミングボックスのようでもあり、充電器のようでもあり、小さなディスプレイがついているので小型コンピュータのようにも見える。何とその全部の機能を兼ねているというからすごい。

SprintのLiveProは基本的にはAndroid 4.2を搭載したモバイル端末だ。1月にラスベガスで開催されたCESでZTEが発表したもの。Sprintの3Gと4G LTEネットワークに対応している。4インチのタッチスクリーンがあり、WebブラウジングやEメール、テキストもできる。Google Playで他のアプリをダウンロードすることもできる。

端末を最大8台までつなげられるパーソナルWi-Fiホットスポット機能もある。スクリーンサイズが最大3メートルのプロジェクターとしても使える。明るさは100ルーメン、投射距離は30センチから5メートル、最適距離は2メートル。

AppleTVやRokuなどと同様のテレビのストリーミングボックスにもなる。外部ディスプレイを接続できるHDMIポートもある。内部にスピーカーを備えているが、標準のヘッドフォンジャックもあるので外部スピーカーも接続できる。

5,000 mAhのバッテリーを持ち、他の機器を充電することもできる。こんなにいろいろなことができるので、Sprint自身が「エレクトロニクス界のスイス・アーミーナイフ」と称している。The Vergeは「これまでに作られた最も野心的なモバイルホットスポット」と評している。

価格は449.99ドル。2年契約だと299.99ドル。契約なしの分割払い(Easy Pay)だと頭金なしで月々18.75ドルの24回払い。価格がもう少し安ければ衝動買いしてしまいそうだ。

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