モバイルウォレット競争はPayPalがリード

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モバイルウォレット競争はPayPalがリードしているとの調査結果が出た。ただし、まだまだ市場を席巻するには至っていない。

調査会社のJavelin Strategy & Researchが、モバイルウォレットの勝者と敗者を分析したレポート「2013年ギャング5人組」を発表した。「ギャング5人組」とはApple、Google、Amazon、Facebook、PayPal/eBayの5社。この5社がモバイルウォレット市場の有望なプレーヤーであるとの認識のもと、このうちどの会社が勝利を収めるかについて、消費者の見方をまとめたもの。

同社の分析手法「TIP (Trust、Innovation、Privacy)モデル」は、信頼性、革新性、プライバシー保護の3項目で消費者の好感度を計る。それによると、PayPalが信頼性とプライバシー保護でトップ、Appleが革新性でトップという結果だった。

ところで、VENTUREBEATが指摘するように、上記5社のうちApple、Amazon、Facebookの3社はモバイルウォレットをほとんど手がけてはいない。それにもかかわらず、モバイルウォレット市場の有望プレーヤーと目されているところが興味深い。

さらに、VISA、MasterCard、Amexといったクレジットカード業界のリーダーたちが有望なプレーヤーとみなされていないどころか、話題にも上らないということも興味深い。

結局、モバイルウォレットで成功するためには何が必要かということになるが、会社の規模や地位やブランドだけではない何かが必要だということ。その何かというのは、ひとつではない。上記5社はそれぞれ強みを持っており、それを活かして、その気になればモバイルウォレット市場で勝者になれる可能性を持っているということだ。

その5社の中でもPayPalがリードしている状況ではあるが、同レポートによれば、まだどこもこの米国の4兆ドル市場をものにする暗号を解読できたプレーヤーはいないそうだ。

ちなみに、来年中にモバイルウォレットを利用するかという質問に対しては、スマートフォンユーザーの30%が利用すると答えている。その30%はPayPalが獲得する可能性が濃厚になってきた。

Javelin Strategy & Researchのレポートより

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