出前のアウトソーシングという発想

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最近はファストフードやレストランなどのメニューを出前してくれるサービスが大流行りだが、この度また新しいサービスが登場した。

DoorDashのホームページより
DoorDashのホームページより

TechCrunchが紹介しているのは「DoorDash」というスタートアップ。何やらピンポンダッシュみたいな名前だ。シリコンバレーでは1年半も前からサービスを提供していたのに、なぜかサンフランシスコには進出していなかった。

パロアルトに本社があるのでシリコンバレーで先に開始するというのはわかるが、ロサンゼルス、ボストン、シカゴといった遠方の地域でも開始したというのに、サンフランシスコが後回しになっていたというところが、ちょっと変わっている。

なにはともあれ、サンフランシスコでもサービスが開始されたことはめでたいことだ。ところで、当地では既に同様のサービスが多数ひしめいている。これから参入するというからには、何か先行者にはないメリットや特色を備えているに違いない。

TechCrunchの説明によると、レストランに対して「delivery as a service」を提供するというアプローチのようだ。すなわち、出前のアウトソーシングを提供するという発想だ。

レストランにとっては出前のためにスタッフを雇って固定費を支払うよりは、必要な都度出前を請け負ってくれるサービスを使う方が安上がりで効率がいいという考え方だ。

そのために、DoorDashは消費者とレストランと配達人の三者のロケーションやタイミングを勘案して、最適なルートを割り出す仕組みを創り出したようだ。

これで今までさまざまな事情で出前ができなかった多数のレストランが出前サービスを始めることができる。

出前のためにスタッフを雇う余裕のない小規模のレストランが主な対象になるものと想定されるが、別に大手レストランがこのサービスを使ってはいけないということはない。

さらに、これはレストランに限らず雑貨店でもスーパーでもいい。バイク便のように書類や荷物などを相手先に届ける際にも使えそうだ。

送り手と受け手と運び手の三者を結びつけ、最適ルートを割り出すシステムやプラットフォームを一旦作ってしまえば、実にさまざまなものに応用できそうだ。