カーシェアリング「Zipcar」の唯一最大の問題とは


カーシェアリングのZipcarが唯一最大の問題の解決に向けて動き出したという。その問題とは。

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Zipcarはレンタカー大手のAvisの子会社で、カーシェアリングではパイオニア的存在。

会員制で、1か月7ドルか1年間70ドルの会費を払うと、1時間7ドルまたは1日79ドルの料金で車が借りられる。ガソリン代や保険料は料金に込み。走行距離に応じた料金も1日180マイルまでは込み。モバイルアプリで便利に利用できる。

これまでZipcarでは、借りた場所に返さないといけないことと、延長ができないという制約があった。実質的に問題点は2つだが、どちらも代替車を手配できなかったことが原因だ。

代替車が手配できないと、返す場所や時間が変更されたときには次に借りる人が迷惑を被ることになるが、このような変更ができないというのは利用者にとっては大きな不便だった。

The Vergeによれば、Zipcarはホンダと提携して、ボストンで実験的に「ONE>WAY」という片道サービスを提供していた。対象車種をホンダのFitに統一することで、代替車の手配を容易にした。

この片道サービスを、まもなく正式に開始する見通しとなった。まずはロサンゼルスで開始し、順次他の都市にも拡大する予定。

自動車メーカーのカーシェアリングへの関わりがますます大きくなりそうだ。