Amazon Echoでコーヒーが注文できる


最近、Amazon Echoの新機能に関するニュースが相次いで出ている。

一つは、スタバのコーヒーが注文できるようになったこと。The Vergeによると、Echoの頭脳である「Alexa」に「Starbucks Reorder」というスキルが追加された。

Amazon Alexaのスキルページより
Amazon Alexaのスキルページより

スタバのアカウントとAmazonのアカウントをリンクさせてから、「スタバに注文して」とAlexaに言えば、アプリを通じて注文がお店に届く。後はお店に行って並ばずに受け取れるという仕組みだ。

ただし今のところ注文できるのは、いつも頼んでいるもの1種類に限られる。いろいろなメニューから選べるわけではない。その代わり注文するのは簡単だ。「いつものやつ」と言えばいい。

もう一つの新機能は、Alexaが人の声を聞き分けることができるようになること。すなわち誰の声かを聞き分けて、それに応じた処理をすることができる。家族や同居人など、複数のメンバーで一つのEchoを共用する場合には便利な機能だ。

TIMEによればこれはまだ開発中で、いつ頃実装されるのかは不明だが、声紋認証の技術はかなり進んでいるので、それをAlexaに統合することはごく自然な成り行きだ。

上記のスタバの例で言えば、「いつものやつ」と注文すれば、それぞれの人に応じた飲み物が注文できることになる。

特定の人の声にだけ反応するようなことができれば、ドアの開閉などセキュリティが求められる場面でも使えるようになる。

音声アシスト機能付きのスマートホームハブに声紋認証を取り入れるのは、まだどこもやっていない。これをやれば他社より一歩リードできる。