高齢者に優しいAmazon Echo


高齢者に優しい「Amazon Echo Silver」がSNL(サタデーナイトライブ)にパロデーとして登場した。

高齢者にとって、最新技術というのは必ずしも使いやすいものではない。そこでAmazonは高齢者利益団体のAARPと提携して、お年寄り向けの「Amazon Echo Silver」を開発した。

SNLのYouTube動画より
SNLのYouTube動画より

本体の上半分は木目仕上げ、下半分のスピーカ部はゴールド仕上げ。

主な機能は以下のとおり。

  • 超大音量で、耳が遠くてもよく聞こえる。
  • 「Alexa」でない名前を呼んでも反応してくれる。アレグラでも、アニータでも、オデッサでも。
  • 物分かりの悪いお年寄りにも根気よく説明してくれる。
    「アレグラ、外の天気は?」
    「74度(摂氏23度)で晴れです」
    「はぁ?」
    「74度で晴れです」
    「どこが?」
    「外が」
    「何の話?」
    「外の天気は74度で晴れです」
    「どうだか」
  • スポーツの最新情報も教えてくれる。
    「カレッサ、サチェル・ペイジは昨日いくつ三振取った?」
    「サチェル・ペイジは1982年に亡くなりました」
    「で、いくつ取った?」
    「サチェル・ペイジは亡くなりました」
    「今何て言った?」
    「亡くなりました」
    「誰が?」
    「サチェル・ペイジが」
    「あぁ、どうだか」
  • ローカルニュースやポップカルチャーの情報も伝えてくれる。
    「アニータ、あの男の子たち道路で何やってんの?」
    「ただ遊んでいるだけです」
    「今何やってるって?」
    「ただ遊んでいるだけです」
    「今『ただ遊んでいるだけ』って言った?」
    「はい。ただ遊んでいるだけです」
    「どうだか」
  • スマートホーム製品のコントロールができる。
    「アレキサンドラ、部屋の温度を上げてちょうだい」
    「部屋はもう100度(摂氏38度)ですよ」
    「そう言って私を殺す気ね」
  • 失くし物をしたら、クイックスキャン機能で探してくれる。
    「アメリア、電話機どこに置いたかしら?」
    「電話機はあなたの右手にありますよ」
  • 「アーハン」と適当に相槌を入れてくれる機能で、つまらない長話にも付き合ってくれる。
    「そんであいつに5ドル渡したんだよ。そしたらあいつが1ドルしかもらってないって言いやがるんだ」
    「アーハン」
    「だからたしかに5ドル渡しただろって言ってやった」
    「アーハン」
    「だって俺は5ドル札1枚と1ドル札1枚しかもってなかったんだ」
    「アーハン」
    「そんで今1ドル札持ってるから、渡したのは5ドルだ」
    「アーハン」
    「どっちがバカか言ってみろってんだ」と言って、しっかり5ドル札を握っている。

どこか憎めない「偉大な世代」向けのAmazon Echo Silver。