アパートの入居手続きはすべてオンライン

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今どきのアパートの入居手続きは申込書への記入や初期費用の支払いも含めてすべてオンラインになっている。

今住んでいるアパートを出て行く決心をしてから、引越し先のアパート探しを始めた。サンフランシスコ国際空港の南のバーリンゲームという町の比較的安くて交通便利なアパートに目を付けた。サンフランシスコ湾から空港越しにダウンタウンを望める場所に近いところが気に入っていた。

サンフランシスコ湾から空港越しにダウンタウンを望む

webサイトで部屋の空き状況を見守っていたところ、好条件の部屋が空いた。先日下見に行ったときは、希望の間取りでは線路に面した1階の部屋と高速道路に面した2階の部屋しか空いていなかったが、今回、中庭に面した2階の部屋が空いた。

先日下見した2つの部屋よりも家賃が少し安くて少し広い。窓からの眺めは良く、騒音の心配もない。すぐにでも入れる状態だ。しかも今申し込めば400ドル返金のスペシャルオファーが付いてくる。いいことずくめではないか。

何か隠れたデメリットがあるのではないか、との疑いを持ちながら、現地に見に行ってみた。今回空いた部屋を見ることができた。特に問題はなさそうだ。何でこんな好条件の部屋が空いているのかが不思議なくらいだ。早く押さえなければ、と心がはやる。

その場で申し込みをすることにした。申込方法が一風変わっていた。管理オフィスの中にいるのだから、紙の申込書に手書きで記入するのかと思ったら、webサイト上でやらなければいけないと言う。紙で出すものは何もない。

随分昔に同じような体験をしたのを思い出した。固定電話を申し込もうとAT&Tの窓口に行ったら、電話で申し込むように言われて、その場でブースから電話をして申し込んだことがある。もう30年以上前の話だから、今はそんなことはないかもしれないが。

アパートの申し込み方法は、スタッフがメールで申込サイトのリンクを送るので、それをクリックしてオンラインで必要事項を記入するようにとのことだ。必要ならオフィスのパソコンを使ってもいいと言われ、打ち合わせスペースに案内されたが、webメールは使っていないのでオフィスのパソコンではメールが受け取れない。

打ち合わせスペースだけ借りてスマホでやることにした。メールを確認し、申込サイトのリンクをクリックして、申込画面上で必要事項を記入する。記入項目が多数あり、しかも何ページにも渡っていて、なかなか終わらない。スマホの小さな画面では見にくいし記入もしにくい。少しでも大画面のスマホ(iPhone 7 Plus)にしておいて良かった。

1時間以上かかって必要事項を記入し終え、申込金(47ドル)を支払った。この支払方法もwebサイト上でクレジットカード情報を入力する。さらに100ドルのデポジットを支払った。これを払うと10日間まで部屋を押さえることができる。申し込みをキャンセルするとその100ドルは没収されるが、10日以内に入居すれば100ドルは家賃に充当される。

申し込みが完了した。ただし、申し込んだからといって、それで契約が成立するわけではない。管理オフィス側で申込者の素性や信用情報を調査して、承諾されないと先に進めない。前のアパートでは収入を証明する書類を出せと言われた。そのやり取りや調査には数日かかるものと思われた。

とりあえず申し込みが完了したことをスタッフに告げた。スタッフがパソコンで内容を確認してくれた。「あっ、もう承諾されている」と言う。「随分早いのね」と感心している。記入を終えてから1分も経たないうちに承諾されたような感じだ。収入の証明書もいらなかった。

「おめでとう、ようこそ、私たちのアパートへ」と、その場にいたスタッフが全員で祝福してくれた。まるで福引で当たりが出たときのようだ。そんなにめでたいことなのか。とりあえず作り笑いでその場を凌いだ。

10日後に入居することにして帰ってきた。