T-MobileとSprintの合併に関して司法省がプリペイド市場への影響を調査


T-MobileとSprintの合併に関して司法省がプリペイドサービス等を提供する中小事業者への影響を調査し始めたと、Reutersが報じた。

先日、Boost Mobileの創業者のPeter Adderton氏が、両社の合併を認めるならプリペイド子会社の1社を手放すべきだと主張していた。その声が当局に届いたようだ。

両社ともワイヤレス市場全体ではVerizonやAT&Tに敵わないが、プリペイドサービスやプリペイド事業者に対するネットワーク提供という側面では支配的な事業者であることから、両社が合併するとプリペイド市場の競争が阻害されて、料金が上がるなどの悪影響が懸念される。

Reutersが引用しているS&Pの情報によると、プリペイド市場ではT-Mobileが38%、Sprintが16%を占めているので、両社が合併すると54%と過半数を占めることとなる。

特にプリペイド市場は安さを求める顧客にとって頼みの綱となっているので、料金が値上げされると影響は大きい。