T-Mobileが砂の彫刻でAT&TとVerizonを批判している。
サンディエゴで8月31日から9月3日まで開催される「砂の彫刻コンテスト」にT-Mobileが出品する。AT&TとVerizonの顧客対応を改善させるべくプレッシャーをかけるとしている。

AT&Tについては税金やサーチャージを取りすぎだ、Verizonについては時代遅れのYahooとAOLを買収してお金を無駄遣いしている、と指摘。また両社ともサポートが必要な顧客にロボットで対応している点も批判する。
砂の彫刻はArchisand Professional Sand Sculptorsというその道のプロが作った本格的なものだ。
T-Mobileのジョン・レジャーCEOは両社に対し、顧客の声を聞き、顧客の求めるものを提供するよう、何度も口を酸っぱくして言ってきたにも関わらず、両社は聞く耳を持たず、顔を砂に突っ込んだままだと批判。両社に対し、今こそ変わるべきときだと諭し、砂から顔を出す(現実を直視する)よう忠告している。
また、偉業を称える「Hall Of Fame(栄誉の殿堂)」をもじって「Hall Of Lame(不名誉の殿堂)」の称号を両社に授けることとしている。
T-Mobileはこれまで「アンキャリア」で、他社と違うところを見せつけてきた。それにとどまらず、他社にも追随するよう促して通信業界全体の改善を図ろうとしているように見える。
業界の目下の課題は、カスタマーサービスの改善だ。生身の人間が対応し、顧客をロックスターのように大切に扱うべきだとしている。
この課題の克服はかなりハードルが高そうだが、まずは砂から顔を出すことが先決だ。