トランプ大統領のツイートに対するTwitterの検閲がまだ続いている。
最近のトランプ大統領のツイートは、不正選挙に関するものが多くなっており、それに合わせてTwitterの警告ラベルも「This claim about election fraud is disputed(不正選挙に関するこの主張には異論がある)」というものになっている。
たとえば、このツイート。広範囲にわたって不正投票が行われた膨大な証拠がある、とつぶやいたもの。
There is tremendous evidence of wide spread voter fraud in that there is irrefutable proof that our Republican poll watchers and observers were not allowed to be present in poll counting rooms. Michigan, Pennsylvania, Georgia and others. Unconstitutional!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 14, 2020
警告ラベルをタップすると、米国では不正投票は極めて稀である、不正投票のリスクは極めて小さいので選挙結果に影響を与えない、不正投票が広範囲に行われたという証拠はない、などと主張する記事や投稿が表示される。
この「異論がある」という警告ラベルに対して、ネットでは「異論」が寄せられている。
そもそも、ある主張に対して異論があるとすれば、異なる主張同士は対等なはずであり、一方の主張に「異論あり」の警告をするのなら、他方の主張にも「異論あり」の警告をしなければ不公平となる、との趣旨。
なお、この「異論」はTwitterとは別のソーシャルメディア「Parler」に投稿されたものであるが、上記ツイートの返信の中には見つけることができなかった。その代わり、上記ツイートの返信は反トランプのツイートであふれかえっている。