Facebookがトランプ大統領のアカウントを復活


Facebookが無期限停止にしていたトランプ大統領のアカウントを復活させた。

トランプ大統領のFacebookページより

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは1月7日に、トランプ大統領のFacebookとInstagramのアカウントを無期限に、かつ少なくとも2週間、政権移行が平和裏に完了するまで停止すると発表していた。

それからまだ1週間しか経っていない1月15日、FacebookとInstagramのトランプ大統領のアカウントが復活した。

少なくとも2週間は停止すると発表していたのに、突然1週間で復活したことについて、Facebookは特に発表も説明もしていないので、何があったのかは不明だ。停止するときには発表したのだから、復活するときにも発表してほしいものだ。

アカウントを停止するにあたっては人権活動団体などから強い圧力があったようなので、復活にあたってそちらとの調整はついているのかも、他人事ながら心配になる。

なお、Twitterアカウントはまだ復活していない。Twitterの場合は「永久停止」と宣言した手前、なかなか復活はできないのではないか。

また、復活したFacebookのトランプ大統領のアカウントでは肩書が「大統領」ではなく「政治家の候補者(Political Candidate)」となっていることについても話題になっている。

少なくとも1月20日までは大統領であるので、肩書を「大統領」にしておいてもいいはずだが、復活にあたり大統領としての地位をFacebookが認めなかったとの指摘もある。

これについては、昨年11月の時点でFacebookアカウントでの肩書は既に「政治家の候補者」になっており、その数か月前からそうなっていたとの情報もある。

しかもこの肩書を設定・修正するのはFacebookではなくアカウントの所有者または管理者がやることになっているのだから、Facebookが「大統領」の肩書を認めなかったというのは間違いである可能性がある。

トランプ陣営のアカウントを管理する誰かが随分前に肩書を修正した可能性があるが、随分前からそれが指摘されているのになかなか修正されないというのも不思議で、その真相はいまだ明らかになっていない。これを含め、今回の大統領選挙にはおかしな点が多い。

就任式は目前に迫っているが、まだ何があるかわからない状況が続いている。

スリルとサスペンス満載の壮大なドラマはまだ続きそうな雰囲気だ。