T-Mobile/Sprintの合併は大失敗との見方

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「T-MobileとSprintが合併したのは大失敗だ」と言っている人がいる。

今頃になってそんなことを言い出しているのは誰かと思ったら、Boost Mobileの創業者のピーター・アダートン氏ではないか。同氏は会社をSprintに売却した後も、Boostやその顧客のことを絶えず気にかけていた。

T-MobileとSprintの合併にもずっと反対しており、DishがSprintのプリペイド事業を14億ドルで取得することで合意したときにも、同氏は20億ドルで買い戻してもいいとまで言っていた。

同氏はFox Businessのインタビューで、この合併は「大失敗(disaster)」だと語った。

合併後、雇用は減るし、料金も下がっていないし、競争がどんどんなくなっているなどと弊害を並べ立ているが、どうやら、T-Mobileの3G網廃止計画を一番問題視しているようだ。

T-Mobileは2022年1月に3G CDMA網を廃止することとし、Dish Networkに通告した。これにはDishも「反競争的行為」だとして反発を強めている。

T-Mobile/Sprintの合併による副産物としてDishがSprintから取得したBoostには900万件以上の顧客がいる。もしT-Mobileの3G CDMA網が廃止されると、Boostのサービスが使えなくなって困る顧客が数百万件にも上る。

もともとBoostもいずれは3G網が廃止されること見越して顧客の移行を計画していたが、それは顧客の機種変更などのタイミングを見計らって、自然に移行しようというもの。来年1月に廃止となると、Boostは予定を18-24か月前倒ししなければならなくなり、あまりにも急すぎる。

Boostとその顧客にとってはこの合併は「大失敗」というよりは「大災難」と言った方がいいだろう。

BoostはMVNOとしてT-Mobileのネットワークを7年間は使える契約になっている。T-Mobileには3G網を維持しないといけないという法的な義務はないが、信義上の義務はある同氏は力説する。

司法省とFCCが介入してこの悪行を正し、責任ある行動を促すべきだとさえ述べている。