Boston Dynamicsの物流ロボットが一般販売開始


Boston Dynamicsの物流ロボット「Stretch」が一般販売を開始した。

Boston Dynamicsのホームページより

四足歩行ロボット「Spot」で有名なBoston Dynamicsは、3月28日、倉庫や物流センター向けのロボット「Stretch」の一般販売を開始したと発表した。

2021年春に発表して以来試行運用を重ねてきたが、いよいよ商用化に踏み切ったもの。ただし、2022年納入分は初期顧客の旺盛な需要で既に売り切れとなっており、現在は2023-2024年納入分の予約を受け付けている。

初期顧客としては、DHL Supply Chain、Gap、H&M、Performance Team(Maerskの子会社)の名前が挙がっている。

労働力不足とサプライチェーンの停滞により商品を円滑に流通させ続けることが難しくなっていることが物流業界にとっての大きな問題であり、「Stretch」がそれを解決する、とBoston Dynamicsのロバート・プレイターCEOは語る。

第1号顧客のDHLは2022年1月にBoston Dynamicsとの間で、「Stretch」の導入を含むロボットソリューションの提供で総額1,500万ドルに上る3年間の契約を締結したと発表している。

ところで、気になる「Stretch」のお値段だが、発表文書では明かされていない。ちなみに四足歩行の「Spot」は1台74,500ドルとの情報がある。