世界のスマホOS別シェアではAndroidが70%を占めているという状況にもかかわらず、モバイル広告の表示回数ではiPhoneが圧倒的に多いという調査結果が出た。

TechCrunchでも一部紹介されているが、モバイル広告会社Veltiが、2月のモバイル広告状況をまとめたところによると、スマホの機種別広告表示回数では全世界を通じてiPhone 4がトップ、2位がiPhone 4S、3位がiPad 2、という調子で、iOSが上位10機種中8機種を占めた。かろうじてSamsungのGalaxy S IIが7位に、Galaxy S IIIが10位に入った。

地域別では北米、アジア、欧州ともに上位2機種がiPhone 4と4Sでほぼ互角なのに対し、第3位が北米はiPod Touch、アジアがiPhone 5、欧州がiPad 2とそれぞれ違っているのが面白い。



広告が表示されるアプリのジャンル別シェアではゲームが圧倒的で50%近く、次いで娯楽が25%弱。その他はドングリの背較べ状態。

広告が表示される曜日では、1月には水曜日が一番多かったのに2月では日曜日が一番多いという対照的な結果だ。これはゲームや娯楽アプリが使用された曜日に比例すると思われるので、1月には水曜日にゲームをした人が多かったということか。お正月なので不自然ではない。

次に少し面白いのが、広告のクリック率(CTR)。これはiOSよりもAndroidの方が多かった。ということは、Androidは広告が表示される回数は少ないのにクリックされる回数は多いという不思議な行動パターンを示すということだ。Androidユーザの方が好奇心が旺盛なのかもしれない。

最後に広告の収益率(ePCM)指数。これもやはりiOSに広告を出した方が儲かるという結果が示されている。

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