ケータイの新しいカタチ


これまでのケータイの常識を打ち破る新しいサービスが登場した。「Zact」というSprintのネットワークを使ったMVNOだ。

Zactは料金プランをカスタマイズできる。ただカスタマイズできるだけではない。必要なサービスを必要なときに必要なだけ使えるサービスだ。

契約なしで使えるが、プリペイドではない。音声、SMS、データのそれぞれについて、今月はどれだけ使うかを選ぶことができる。月の途中で変更することもできる。

ZactのWebサイトより

多めのプランを選んでしまって、もし使い切れなかった場合でも、実際に使った分に相応しいプランに自動的に変更してくれて、差額を返金してくれる。

レストランに例えると、これまでのケータイサービスは定食メニューばかりだったのに対し、Zactはアラカルトメニューだ。好きなものを好きなだけ選べる。足りなかったらお代わりや追加もできる。さらに食べ残したら返金もしてくれる。何という顧客本位のサービス!

欠点は、Sprintのネットワークを使うということで、カバレッジや速度や品質に不安があることと、現時点では使える端末が限られることだ。専用のアプリがプリインストールされた端末しか使えない。今のところ、LG Viper 4G LTE(399ドル)とLG Optimus Elite(99ドル)の2種類しかない。

今後同種のサービスが多数出て、多様な端末やネットワークやサービスが選べるようになることを期待したい。

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