AT&Tが早期買替えを奨励してiPhone 5の在庫処分を始めたとの情報がある。
CNETによると、AT&Tは2年契約がまだ満了していない顧客に対し、新しいiPhoneを200ドル引きですぐにでも買い替えられるというプロモーションをしている。ただし、これは補助金なしの定価から200ドル引きになるもので、しかも新たな2年契約が必要とのことだ。
このタイミングでこんなプロモーションをするということは、iPhone 5Sが出る前の在庫一掃セールに違いない、とThe Vergeは推測する。CNETがAT&Tに確認したところでは、これは特に新しいプロモーションではなく、日常的にやっていることだそうだ。そしてiPhoneでなくても利用できるようだ。
たとえばiPhone 5の16GBは定価で649.99ドルなので、それがこのプロモーションを利用すると449.99ドルで今すぐに買い替えられるということだ。新規に補助金付きで買うと199.99ドルなので、差額は250ドル。よって、早期解約料が250ドルよりも安い場合は、早期解約料を払って現在の契約を解約して、新規に補助金付きで買った方がお得だ。
AT&Tの早期解約料は、使用した月数に応じて1か月につき10ドルを325ドルから差し引いた金額となる。たとえば使用した月数が7か月だと、325ドルから70ドルを引いて255ドル。よって、使用した月数が7か月までならこのプロモーションがお得だ。ただしこのプロモーションは6か月以上使っていないと利用できない。
iPhone 4Sが発売されたのは2011年10月。その時点で2年契約で購入したとすると、使用月数は21か月。今解約すると早期解約料は115ドル。この場合は解約・新規の方がお得だ。しかし、それよりも3か月待って普通にiPhone 5Sに買い替えた方が良さそうだ。
本当に在庫処分をしたいなら、もっと顧客にメリットのあるプロモーションをしないと駄目だ。
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