Sprintが無制限サービスを制限?

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完全無制限データ定額制を謳っているSprintが、実は上位1%のデータを制限していることがわかり、無制限ではないのではないかと問題になっている。

発端はSprintのCEOであるDan Hasse氏が1月5日の投資家会合で、その実態を認める発言をしたことだ。Dow Jonesがそれを報じた。

ヘビーユーザーの回線を絞る「スロットリング」は他の事業者もやっている。AT&Tは2010年6月に従量制を導入したが、従量制導入以前に定額制を契約していたユーザーに対しては今でも定額制を継続している。その定額制ユーザーのうち、利用の多い上位5%に対しては速度を落とすなどの「スロットリング」を2011年10月から実施している。これはそれほど問題視されていないようだ。

Sprintは「Truly Unlimited」や「Seriously Unlimited」などと完全無制限を大々的に宣伝し、それをAT&TやVerizonとの差別化として利用しているので、それが実は無制限でないとなると問題だ。

これについて、Sprintは1月6日のSprint Communityで「制限していない」と釈明している。不正利用を防ぐため、契約上は他の利用者やネットワークに悪影響を与えるおそれのある利用を制限することができることになっている。CEOの上記発言はこれを意味したもので、一般ユーザーの利用を制限しているものではないと。

Sprintは今のところ従量制を導入する計画はないとしているが、iPhone販売開始によりデータ利用量が確実に増大しているはずなので、ネットワークがいつまで耐えられるのか、従量制の導入は時間の問題ではないかなど、懐疑的な見方も広がっている。

そんなわけで、少しでも従量制導入の動きがあると市場は敏感に反応するという状況だ。

今のSprintから完全無制限を取ったら何も残らないので、何とかそれだけは死守してもらいたいものだ。

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