RootMetricsは米国内主要空港での携帯4社のネットワーク品質を年に2回調査しているが、2014年下半期はVerizonとT-Mobileが好成績を収めた。
ネットワークの品質は信頼性と速度が重要なポイント。
RootMetricsの調査では信頼性を計る物差しとして、Web/アプリ(ブラウジング)の接続率とタスク(メール)の成功率を使っている。
国内主要空港50か所で調査し、97%以上の接続率や成功率を達成した空港が何か所あったかを数字にした。
Web/アプリの接続率ではVerizonが48でトップ、AT&Tが42で第2位。Web/アプリのタスク成功率ではT-Mobileが47でトップ、Verizonが45で第2位。
速度の調査ではメディアン(中央値)で下りは20Mbps以上、上りは10Mbps以上を出した空港が何か所あったかを数字にした。
下り速度はVerizonが22でトップ、AT&Tが11で第2位。上り速度はVerizonが23でトップ、T-Mobileが13で第2位。
やはりVerizonが安定した強さを見せている。下り速度ではシカゴのミッドウエー国際空港でVerizonが101.2Mbpsという前代未聞の記録を出したそうだ。
このような調査をどんどんやって、料金競争だけでなくネットワーク品質競争も大いにやってもらいものだ。
ただし、最近空港では公衆Wi-Fiを使うことが多いので、キャリアのネットワーク品質は意味がないことが多い。むしろ空港間でWi-Fiサービスの競争を大いにやってもらいたいものだ。
特に、ハワイのホノルル国際空港にはShakaNetとかいう有料のWi-Fiはあるが、無料の公衆Wi-Fiサービスがない。これはどうにかしてほしいものだ。