踏切の場所を知らせるだけでは


米連邦鉄道局(FRA)がGoogleと提携して、Google Mapに踏切の位置を表示させることにした。さらにGoogleのナビゲーションアプリには、踏切に近づくと音と画面で知らせる機能も追加される。

地図やナビゲーションアプリを提供する他の事業者にも同様の機能を追加するよう要請する。

踏切事故が増えているので、その対策の一環だ。事故が増えている原因には、ドライバーがスマホを使いながら運転して、踏切に気がつかないことによるものもあるとEngedgetが伝えている。

日本では不要だろうが、アメリカには遮断機も警報機もない踏切がたくさんあるから、スマホやカーナビが警報機の役割をしてくれると多少は役にたつかもしれない。

ところでFRAは既にスマホに踏切の場所を表示させる独自のアプリを出している。「Grade Crossing Locator」というアプリだが、これはあまり使われていないのだろうと推察される。

Grade Crossing Locatorアプリより
Grade Crossing Locatorアプリより

踏切の場所がわかるだけでは面白味がない。列車の位置をリアルタイムで表示したり、せめて列車が通過する時刻がわかるようにしてくれれば、もっと普及するのではないか。