Visibleを使ってみた(その3)


Verizonの子会社の格安ケータイ「Visible」を使ってみた件の続編の続編。

Visibleのホームページより

T-Mobileの回線で使っているスマホを5G対応の新しいiPhoneに買い換えたので、改めてT-Mobile、Boost Infinite、Visibleの3つのネットワークの速度を自宅で測ってみた。

今回使用した機種はT-MobileがiPhone 14 Pro、Boost InfiniteとVisibleはiPhone SE(第3世代)。

測定結果(下り/上り Mbps)
T-Mobile Boost Visible

1回目 6.08/1.29 25.0/3.62 11.9/9.65
2回目 216/7.09 7.01/6.63 12.0/1.52
3回目 160/4.76 83.9/8.90 5.94/1.20
4回目 151/9.48 27.9/6.21 13.8/9.97

今回の測定結果の評価としては、Visibleが意外にも不調。上りは速いこともあったが、下りは全般的に見劣りがする。スマホの画面には「LTE」と表示されていた。

Boost Infiniteはそれほど悪くはないが、非常に良いわけでもなく、中間的存在。スマホの画面には「5G」と表示されていた。

それに引き換え、T-Mobileはだんトツで速かった。ただし1回目は除く。1回目はスマホの画面に「5G UC」と表示された。おそらく「Ultra Capacity」という超高速の5Gだと思われるが、それにしては非常に遅い。このスマホで初めての計測だったので準備ができていなかったのかもしれない。

T-Mobileの2回目以降はスマホの画面に「5G」と表示された。これはおそらく比較的低速の「Extended Range」の5Gなのだろうが、この下り速度が滅法速かった。これまで自宅で測った中で最高速かもしれない。

今回使用したスマホはすべて5G対応ではあるが、iPhone 14 Proはハイバンド(ミリ波)5Gにも対応しているのに対し、iPhone SEはミッドバンド以下の5Gにしか対応していないという点で、まだ不公平感は残る。

とは言え、T-Mobileの超高速5Gは上記のように脱落状態だったので、実際には3社ともミッドバンド5G以下の勝負となったはずであり、結構公平だったような気もする。また別の場所で測ってみることとしたい。

ところで、今回Visibleのホームページを開いてみたら、通常月額30ドルのプランが3か月間だけ月額20ドルになるというプロモーションをしていた。

結構頻繁にいろいろなプロモーションをしているようだ。