SprintがiPhone 6(16GB、以下同じ)を月15ドルのリースで提供するプロモーションを開始した。しかもT-Mobileと同様、次期iPhoneが出たら無償で新機種に交換してくれる。
このプロモーション「iPhone Forever」を利用する手順は以下のとおり。
- 9月10日までにSprintのiPhone 6を申し込む。
- 30日以内に既存のスマホを下取りに出す。
- 12月31日までに次期iPhoneに無償交換する。
以上の手続きにより、iPhone 6と次期iPhoneが通常はリース料が月22ドルのところ月15ドルで利用できる。
基本的にはT-Mobileの「JUMP! On Demand」のiPhoneプロモーションに追随したものだが、T-Mobileに比べて以下の優位性を確保している。
- T-Mobileは9月7日までの期間限定なのに対し、Sprintは9月10日まで可能。
- データ無制限プランの料金はT-Mobileが月80ドルなのに対し、Sprintは月60ドルと、20ドル安い。
Sprintがこのプロモーションと他社の同様のプランを比較している。これによれば4社中ではSprintが一番有利ということになる。
Sprintは以前、「iPhone for Life」というプランを提供していた。これはプラン料金がデータ無制限で月50ドル、iPhone 6のリース料が月20ドルで、月額合計70ドルで利用できるというもの。
残念ながらこの魅力的なプランは6月30日に「All-In」プランが導入されたときに消滅してしまったが、これに比べたら、今回のプロモーションは月額合計が5ドル高い。
ところで、今回はSprintのiPhone 6の通常のリース料が月22ドルと、今までよりも2ドルも高くなっている。いつのまに値上げしたのか。
細かい説明をよく読んでみると、21か月リースになるとあった。すなわち今までは月20ドルで24か月リースだったのを、月22ドルで21か月リースに変更したわけだ。なお、Sprintのプロモーションを利用すると月15ドルで22か月リースになる。
ちなみに、T-MobileのiPhoneプロモーションは月15ドルで18か月リースとなる。T-Mobileがさらにどんな対抗策を打ち出すのかが注目される。
じわじわと端末リースが料金競争の主役になりつつある。